先週はひとりで小屋へ。冬場の積雪や春の猛烈な風で壊れてはいないか心配だったけど、無事営業できそう。
今週はうちの新人と雄山に行ってきた。彼はギター製作の仕事がしたくてうちに来たのだけど、山小屋の営業が始まるとギターの方は休業になり、無職になってしまうので、「山小屋にも行ってみよう。」って事になった。ほぼ初めての登山に雪渓歩きも難なくこなし、最後は温泉に入ってソフトクリーム食べて、というお決まりのコースでした。
①事前トレーニングをしっかりする
下半身の強化のためにはスクワットが効果的だそうです
②山の技術・知識を習得する
今はいろんなメディアがありますから、メディアを通じて勉強するも良し、地元の山岳会に入り、経験者からいろいろ学ぶのも良いそうです。
③登山計画を作成する⇒登山計画書の提出
先ずは登山計画を近親者に知らせておくこと、そして登山計画を提出してほしいとのことでした。
登山口に提出する場所が無い場合があります。大日岳縦走でしたら、室堂には提出場所がありますが、称名側の登山口にはありません。でも、今はインターネットでも提出できるそうです。また、泊まる山小屋に提出していただいても大丈夫です。
④必携装備
ヘッドランプ・雨具・地図・コンパス・水・行動食・ツェルト
最低でも上記の7点は携行してほしいとのことでした。
遭難をしないためにも、登山の危険性について各自がきちんと自覚し、対策をきちんと講じることが大切ですね。我々スタッフも通い慣れた道だからと甘く考えず、今一度ザックの中身をチェックしようと気持ちを引き締める良い機会となりました。
先日、富山県警山岳警備隊の隊員2名が安全登山講習会に来てくださいました。30分程の講義でしたが、内容が盛りだくさんだったので3回に分けてお伝えしようと思います。
夏山における滑落、転倒事故以外にも救助要請があるのが、熱中症や低体温症だそうです。
熱中症を防ぐためには充分な水分を持つ必要があります。必要な水分の計算式を教えていただきました。
体重×予定行動時間×5
体重50キロの方が8時間行動予定の場合
50kg×8h×5=2000ml=2L
ということで2Lの水分を持つ必要があります。その水分も、半分は水、半分はスポーツドリンクにし、水は怪我した場合の消毒にもしようできるようにしておくと便利だと教えていただきました。