湿原「大日平」で大自然を感じる
「牛の首」を超えると標高1500mの「大日平」に到着。ここは湿地の保存に関するラムサール条約にも登録された湿原で、きれいなモウセンゴケやワタスゲといったレアな高山植物も咲いています。
広大な景色も見渡せるようになり、拭き拭ける風は自然のクーラーのように気持ちいい。ようやく「北アルプスに来た!」という実感も湧いてきて、参加者たちの足取りも軽やかになります。
午後3時。木道の先に宿泊地である「大日平山荘」が見えてきました。ここまで約4時間。ずっと足を上げて登ってきたためか、筆者は前太ももが攣ってしまうというアクシデントに遭遇。大先輩のみなさんに「大丈夫? ゆっくりでいいですよ」「漢方持ってるからあげましょうか」と心配を掛けてしまうお粗末ぶりでした。
(この事業は環境省補助事業で実施いたしました。)
明日につづく・・・
文:まついただゆき
写真:下城英悟