【登山初心者が挑戦】キャンプ好きファミリーが「ガイド付き立山登山ツアー」に行ってきた(第3回)

■標高2500m、雲上のパラダイス!

室堂は「雪の大谷」でも有名なアルペンルート観光の要の場所。真夏でも雪が至るところに残っていて、それを見た子供たちは早くも大はしゃぎ。雲を下に見下ろし、パノラマで広がる美しい北アルプスの景色は、ここが日本だということを忘れさせてくれます。まさに雲上のパラダイス!

「ここから1時間くらいかけて、本日のキャンプ地、雷鳥沢キャンプ場を目指しましょう」という佐伯さんの掛け声で一同スタート。北アルプスで最も美しい火山湖と言われるみくりが池を眺めながら、アップダウンのある石畳を進んでいきます。

午後5時、雷鳥沢キャンプ場に到着。さっそくレンタルしてきたテントを設営して、夕食の準備に取り掛かります。といっても、料理をしてくれるのはガイドの佐伯さん。調理器具や食材も佐伯さんが準備してきてくれているので、我が家は近くにある雷鳥沢ヒュッテの温泉へ。「大日小屋には風呂がなく、シャワーも浴びられない」ということなので、この日のうちに汗をしっかり流して、英気を養います。

夕食を食べながらガイドの佐伯さんと明日の工程を確認。キャンプ場から大日小屋への道のりは長く険しいということを改めて聞き、少々不安になる筆者。大人でも片道5時間ということなので、8歳の娘を連れての工程だと、果たしてどのくらいかかるのか…。そもそも、登ることができるのか…。そんな心配が急に襲ってきます。とはいえ、考えてもしょうがない。しっかり寝て、体力を温存しようということで、満点の星空に後ろ髪を引かれながら10時には眠りに落ちました。

次回「想像以上のガチ登山に父娘ピンチ!」に続く..

<リンク>
ゆくたび、たてやま
「初心者でも安心! ガイドさんと手ぶらで登山!」
https://yukutabi-tateyama.jp/trekking/
レンタルショップTABO
https://www.tateyama3015.net/rentall
雷鳥沢ヒュッテ
https://www.raichozawa.net/

文:まついただゆき
写真:下城英悟

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