【2022夏・大日岳登山ツアーレポート】(第13回)

奥大日岳までは難所の連続

次に目指す奥大日岳ピークは、ここから約3時間半という道のり。アップダウンが続き、はしごや鎖場がある難所が続きます。

雨のため、進むスピードは通常の70%ほど。前後の人と声を掛け合いながら、危ない場所を共有。みんなで協力して、怪我のないように細心の注意を払います。

道幅が狭く、座れるような開けた場所も少ないので、休憩は安全な場所で立ち止まる程度。雨のためスマホでの撮影もほとんどできず、黙々と進んでいきます。

数時間歩いていると、雨の登山も楽しいと思えてくるから不思議。フードに落ちる雨音が心地よく、濡れた土の香りも漂ってきて、なんだか五感が研ぎ澄まされたような感覚に。よほどの土砂降りでない限り、雨登山も案外いいものです。

(この事業は環境省補助事業で実施いたしました。)

明日へつづく・・・

文:まついただゆき

写真:下城英悟

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